今日は朝から法要で室蘭に行ってきた。
普段から合掌はするけど、大勢のお坊さんが集まるとこ行くと、自然と合掌も、いつもより丁寧になる。そのお陰で気持ちも引き締まる。なー、って思った。
ほんと、手を合わせるって、人間の神秘かと思うよね。
そしてそして、今日夕方、大きなシェパードのサクラが亡くなった。
何か、ほんと言葉にならなかった。
サクラは、僕が中学生のときに檀家さんから引き取った犬。
もともと僕は犬飼うの反対で、でも結局飼う事になって、しかも毎日嫌々散歩行かされてて、うんこ掃除とかも、させられてた。
頭が良くて、何でも言うことを聞く犬だった。
『ハウス!』って言ったらダッシュで小屋に入るし、『伏せ』って言ったら伏せるし、『待て』って言ったらいつまでも、下手したら一生待ってるんじゃねーか、って思うくらい物分かりが良かった。
『エロ本!』って言ったら、セブンイレブンで、ザ・ベストも買ってきてくれた。いや、それは無いか、さすがにそれはうそだよな、そうだそうだ。
こう考えたら、やっぱサクラも愛してたんだな、と思った。今。
さっき、おじじと、とうちと、おばあちゃんと、僕で、お経読んだけど、もうほんと、『ごめんね。ほんとにごめんね。』としか思えなかったけど、
今こうして書いてたら、『ありがとう』って思った。
心から悲しいことがあると、優しくなれるんだな、と思います。
今日は家族同士、いつもより少しだけ、気を使い合ってた気がします。
サクラが、自分の命で、大事なことを教えてくれました。
明日もお経を読んで、火葬してもらいます。
こちら涙が出るほど良いメロディーです、この歌。
SHABELLくんに教えてもらった。まじ染みわたる。
月とラクダの夢を見た / 中山 うり