2014年8月12日火曜日
2014年8月10日日曜日
2014年8月6日水曜日
0806
目を閉じて一日の終わりのはずなのに、
目を閉じたらすぐ、
またあの忌まわしい朝がやってくる。
朝の行持は静かに怒濤だ。
もう腹が減ってる。
すぐさま次の欲求はやってくる。
腹が減っては戦はできぬなら、腹が減るから修行ができる、ということなのか。
こっそりノートに書く食べたいアレコレを考える時の集中力と言ったら、
坐禅中の集中力の比ではない。
そうやって感じ、得る力は、
人間本来の力を引き出す為の欲求不満の賜物だ。
なんて不確かな事を思うのは、
永平寺での修行生活を終えて四年と数十日の歳月を経てからのハナシだった。
食べても食べてもまだまだ食べ足りない。
食べ足りない分を夢の中で自由に食べる。
食べても食べてもまだまだ食べ足りない。
食べ足りない分を夢の中で只管に食べる。
つづく
2014年8月1日金曜日
0731
今日運転中僕はふと修行中の事を考えていた。
望み絶たれて読んで字の如く、絶望だったときの記憶。
あの頃は毎日が忌々しく感じた。
修行が終わる日はいつか来るとはわかってはいても、
その時の想像なんてとてもできなかった。
半年くらい経って、ようやく帰ったときの事を想像できるようになった。
頭の中に棲む思考は自由度を広げ、雑念とまた別の雑念を行ったり来たりする。
散々動き回ったその成果は、筋肉みたいに膨れ上がる。これが欲望だ。
夜になると勉強してるフリをして、
帰ったら食べるもの、したい事をノートに書き足した。
変幻自在の脳ミソはお経中の雑念を遮断するために一生懸命だ。
つづく
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